洗面所の臭いの原因

近畿も梅雨に入り、気温と湿度が高くなり、ジメジメした日が続いています。

そんな時期によく言われるのが、
「洗面所から排水の臭いがする。」
という臭いのトラブルです。

「臭い」は目には見えないので、原因の特定が難しく、
「洗濯機の排水から臭いがする!」
「洗面所の下の戸棚の中が臭い!」

など、色々な所が気になってしまいます。

そこで、多くの方は換気扇を使用して臭いを無くそうとされるのですが、
「臭いが無くなるどころか、さらに臭いが増してきたような気がして、
もうお手上げ。。。。」
という思いをしたことは無いでしょうか?

と言うのも、最近臭いのトラブルでの問い合わせが増えてきています。
なので、臭いの原因となる場所、チェックポイントを説明させて頂きます。

まず、知って頂きたいのは、
「排水口は排水トラップという特殊な構造になっており、封水という水が溜まる事によって排水管からの臭いや虫等が上がってこないようになっている。」
と言う事です。

では、なぜ排水の臭いがするのか?
その原因は?

①洗濯機の排水口に残っている水の臭い
 →上に書いた様に、排水口には封水という水が溜まっています。
この封水ですが、排水口に流した水が残り、封水になります。
なので、排水口に流した水(汚水)が残っているので臭いがする。

②洗面台下のホースと配管の接続部の不良
 →洗面台の排水管の中には塩ビ管(プラスチックの様な管)では無く、蛇腹のビニールの様な柔らかいホースを使っている場合があります。
その蛇腹のホースを使っている場合、床面から出ている排水管と接続しないといけません。その、接続部で蛇腹ホースと排水管に隙間があるとそこから臭いがあがってきてしまいます。

③換気扇による臭いの吸い上げ
 →上記の①や②の原因があり、臭いを消そうと洗面所のドア等を閉めて(密閉)換気扇をつけると排水口や排水管の臭いを吸い上げてしまう事があります。

上記3つが洗面所での臭いの大きな原因です。
対策として、

①の場合は、洗濯機から出た排水の臭いなので、
 a、洗濯機の排水口の所にカバーをつける。(ラップ等で蓋をする)
 b、排水口にコップ一杯ほどの水を流し、封水を入れ替える。
 c、洗濯機の内部が汚れているので洗濯機の洗浄をする。

②の場合は、蛇腹ホースと排水管の間から出てくる臭いなので、
 a、蛇腹ホースと排水管の接続部に防臭キャップを取り付ける。
 b、防臭キャップが取り付けてあるが、キチンと取り付け出来ていない。
 c、蛇腹ホースと排水管の接続部にビニールテープを巻く

③の場合は、換気扇が密閉空間で排気をすると空気を吸う場所が①や②の臭いの元になってしまうので、 ①、②の原因を解決した後、
 a、 洗面所のドアや窓を開けて、換気扇で排気する空気を排水口や排水管以外から吸えるようにすることによって空気が入れ替わります。

上記のように対策をする事によって、9割くらいの方は臭いがなくなります。
一度やってみてはいかがでしょうか?

余談ですが、②の場合は洗面台下だけでなく、キッチン下の場合もあります。
なので、流し台下の木板のカビや腐食、錆び、臭いが気になるのであれば、一度排水の接続を確認してみてください。

この画像は業務用の流し台下ですが、蛇腹ホースと床からの塩ビ管(排水管)の接続が見えます。

このブログで少しでもお掃除が好きになり、掃除によって快適な空間を作り出し、素敵な生活が出来る事を願っています。

最後までありがとうございました。

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