一日の汚れを落とし、疲れを癒すお風呂場は綺麗にしておきたいですよね。
ですが、毎日使うお風呂場は知らず知らずのうちに汚れが溜まっていきます。
特に、
湿気と温度がカビと雑菌が繁殖する最適の環境を作り上げているお風呂場はお掃除が必須です。
余談ですが、あまり知られてはいませんがお風呂のぬめり汚れには
「非結核性抗酸菌症」という完治する薬も無く呼吸器科の医師を悩ます病気になる原因の菌がいます。
この病気は近年増えており、咳と痰が止まらなくなります。
病院でも風邪や喘息と診断される事が多く、なかなか気付きにくいのも特徴です。
こんな病気になってしまうと大変です。
なので、そうならない為にお掃除が必要です。
ここで、一つとても重要な事があります。
お風呂のカビや雑菌は目につく所だけを掃除してもダメです!
カビや雑菌は見えない所、掃除のなかなか行き届かない所で繁殖します。
なので、いつも綺麗にお掃除をしているはずの浴室がすぐにカビだらけになってしまうのです。
じゃあ、それを防ぐにはどうすればいいか?
徹底的なお掃除が必要です!
プロの浴室清掃はコチラ→
お風呂(浴室・バスルーム)
もちろん、素人の方でもやってやれない事はありませんが、市販の洗剤と道具では時間と労力がかなりかかる事を覚悟しておいて下さい。
そして、少しでも残っているとすぐに元通りという事も考えるとお勧めはしません。
最近では、煙で一月ほどの間カビが発生しにくくなる物も販売されていますが、この効果も徹底清掃したかしないかでは大きな差がつくのも安易に想像がつきますよね。
では、日常のお風呂のお掃除はどうすればいいか?
という事になるのですが、その前に大切な事があります。
それは、
カビと雑菌が繁殖しやすい環境を作らない事。
これが一番です。
よく医学で言われる病気になってから病院に行くだけでなく、普段から予防を心がけるということです。
黒カビなんかはパッキン(隙間を埋めるゴムの様なもの)に生えると黒くなり、カビ取りをしても色が残ったりと綺麗にはなりません。
なので、予防が大切です。
では、その予防方法ですが以下の4点をして下さい。
- 換気を十分にする。
- 浴槽にふたをする。
- 排水口のゴミをマメに取る。
- 風呂に入った後はシャワーで浴室全体を流す。
たったこれだけで汚れ具合が全くと言っていいほど違います。
順番に説明すると
1.換気を十分にする。
換気は出来れば24時間常に換気扇を回しておくのが理想です。
やはり、浴室は湿気がたまりやすいので換気をして湿気を排出してあげる事が大切です。
2.浴槽にふたをする。
浴槽にはお湯が入っているので常に湿気と暖かさを浴室に充満させることになりますのでふたをして温度と湿度が逃げないようにしてください。
もちろん、経済的でもありますね。
3.排水口のゴミをマメに取る。
これは、雑菌の繁殖を防ぐためにしていただきたいことです。
排水口には髪の毛などがからまり、さらにその髪の毛等に石鹸カスや皮脂などが付着し雑菌の温床となります。
なので、マメに髪の毛を除去する事によって皮脂や石鹸カスが溜まるのを防ぎ、雑菌の繁殖を防ぐ事ができます。
排水口の目皿にネットや古くなったストッキングのようなものをとりつけて、マメに交換するのも有効です。
そして、1週間に一度はカビキラーのような塩素系漂白剤を排水溝に振りかけておくと雑菌消毒になるのでヌメリやカビを防ぎます。
4.風呂に入った後はシャワーで浴室全体を流す。
これには2つの理由があります。
1つ目は、頭や体を洗った時のシャンプーや石鹸などが壁や床に付いているのを洗い流す為です。
汚れというのはツルツルした所にはなかなかつきません。
特に浴室の様な抗菌コートのされた素材にはつきにくいのですが、こういった石鹸カスが表面につくことによって汚れや雑菌がつきやすくなります。
なので、洗い流すことが必要になります。
もう一つは浴室の温度、湿度を下げる効果があります。
カビや雑菌が繁殖しやすい暖かい環境ではなく、寒い、低湿度の状態を作りだすことが大切です。
もちろん、換気して水気を全て拭き取って・・・としてもいいのですが、風呂上がりにそんな大変な事はなかなかしたくないですよね。
なので、シャワーで水を一面にかけるだけしてください。
たった30秒ほどで終わります。
どうです?
簡単ですよね。
もしかしたら、習慣的にされているかもいるかもしれませんね。
たったこれだけなので、是非やってみて下さい。
では、日常のお掃除は以下の事をして下さい。
- 浴槽の清掃
- 床面の清掃
- 換気扇の清掃
- 換気口の清掃
だけです。
浴槽と床面に関しては水垢が付くのでスポンジやブラシなどを使い、市販のお風呂用洗剤でこすり洗いをして下さい。
目安としてはザラザラした手触りではなく、ツルッとした表面になっていればOKです。
くれぐれもクレンザー(研磨剤入り)では洗わないように気を付けてください。
細かい傷がつき、汚れが付きやすくなってしまうので。
次に換気扇の清掃ですが、ここも湿気をよくとるので埃と湿気でカビが生えやすい状態になります。
そして埃が湿気をすって換気扇の羽にこびりついて換気能力を大幅にダウンさせてしまう事があるので、埃を吸いこまないように交換タイプのフィルターをまめに交換する事をお勧めします。
そして、換気口のせいそうですが、換気扇で浴室の空気を吸い出すと、当然他から新しい空気を吸わないといけないのですが、その新しい空気をすうのが換気口です。これは多くの場合浴室のドアについていますが、ここも換気扇同様埃と湿気で目詰まりしている事が多いです。
なので、歯ブラシ等で埃をとってあげて綺麗な空気を吸えるようにしておいてください。
たったこれだけで一日の疲れを癒す空間が今以上に快適になる事間違いなしです。